日本縦断 全駅乗降プロジェクト・記録余話

• 最初に降りた駅……東大宮(S43.9.22)
  生後３ヶ月、当時の自宅最寄り駅である東大宮から母に抱かれて乗車（当然ながら本来の“下車”ではない）したのが自分の鉄道利用の原点。下車したのは上野駅で、日付はアルバムの母のメモから判明した。
• 最後に降りた駅……上伊集院(H15.9.15)
  特別の理由はないが、特急停車駅以外では自宅から最も遠かったこの駅が結果的に最後になった。入場券を買ったのはよかったが、その直後、西鹿児島駅で間違えて自動改札へ入れてしまい、端がちぎれてしまったのが何とも心残り。
• 開業初日に降りた駅……さいたま新都心(H12.4.1)
  全国的に見れば、開業初日に降りた駅は決して少なくない。しかし、青森−鹿児島間に限ると、開業初日に下車したのは地元のさいたま新都心駅ただ一つである。
• “真ん中”の駅……関ヶ原／柏原(S62.12.21)
  青森から鹿児島まで駅を順番に並べると、関ヶ原と柏原の間が（キロ数ではなく駅数で）ちょうど中間になる。両駅は偶然にも同じ日に初下車。両駅間に県境があるのも偶然といえる。
• “ハーフライン”を超えた駅……串木野(H2.8.30)
  駅というものは常に増減するため、どの時点で“下車率”が半分を超えたかを判定するのは難しいが、記録達成時点で下車順に並べたところ、３０４番目になったのは串木野駅だった。大学４年のとき、卒業論文とする小説の取材のために甑島へ行く際に下りた、思い出の駅である。
• 最も多く下車した年……平成５年(68駅)
  毎年増え続ける新規下車駅、青森−鹿児島間に限って年別の統計をとってみたところ、最も多いのが平成５年で、６８駅だった。２番目に多いのが学生時代の平成元年の６６駅。逆に少ないのは、幼少期を除くと平成１０年で、この年の新規下車駅はわずかに古賀と筑前新宮の２駅だけであった。
• 最も多く利用した駅……東大宮(5,000回以上？)
  誕生以来今日まで、昭和５６年７月から昭和６２年３月までの間を除きずっと自宅最寄り駅なのだから、当然そうなる。回数は、大学入学以来１７年間定期券を持ち続けていることからすると、少なく見ても５，０００回は下らないはず。２番目は勤務先の最寄り駅である秋葉原駅、３番目と４番目は上野駅と大宮駅になるだろう。首都圏以外で最も多いと思われるのは大阪駅。昭和５０年代後半に岸辺駅が自宅最寄り駅だった時代もあるが、阪急の駅のほうがはるかに近く、利用回数は知れていた。

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